ゴリラと知り合い
笑えるような、笑えないような、こんなニュースを目にした。
決して変な意味ではない。
ヒトとゴリラで、ゲノムレベルでの違いは、1.75%。
つまり、98.25%は同じ遺伝子を持った生き物なのだ。
感情もあり、言葉を話さない人間とさえ言われている。
さて、タグ付したというのは、ヒトではなく、アルゴリズムだ。
ご存じのとおり、アルゴリズムと言うのはコンピューターによる計算方法。
分析の結果、導き出された回答、である。
分析の結果、導き出された回答、である。
これによって、近年IT業界では多くの変化がもたらされている。
その一つに、SNS上で、「この人、知り合いかも」というのがある。
関係する知人と繋がってるから、アルゴリズムが働き、「知り合いかも」とお知らせがくる。
同級生と奇跡の再会をしたのは、私だけではないだろう。
ただ、ある疑問が同時に湧いてきた。
それは、共通の知人がまったくいないのにもかかわらず、「知り合いかも」とアナウンスがきたのだ。
はて、いったい、どういうアルゴリズムが働いているのだろうか。
よく聞く話で、世界中には70億人ほどいて、一人に1秒費やしたとしても70億秒かかる。
つまり、200年近くの時間を要することになる。
つまり、200年近くの時間を要することになる。
だから、出会いは大切だよね。一期一会だよね。と締めくくられる。
そのことについて私は、一切、否定はしない。
しないどころか、縁は、大切にしている方だと思う。
人の出会いは、偶然であり、必然でもある。
そんな中、なぜ私がこう考えたのかというのも、実は
知人を一人も媒介せず、取引先の人が突然、「知り合いかも」に現れた
からだ。
知人を一人も媒介せず、取引先の人が突然、「知り合いかも」に現れた
からだ。
逆に、まったく見たことも聞いたこともない人も、同時に「知り合いかも」に出てくる。
いったい彼らは、どこからやって来たのか説明がつかない。
いや、私が気づいていないだけで、
ひょっとして、どこかですでに、袖が触れ合っているのだろうか。
きっと相手自身も、同じ現象は起こっているから、なおさら興味深い。
相互的に「知り合いかも」になっているかどうかの真意は不明だ。
「縁」自体にいいも悪いもなく（学ぶべきことがあるという観点で）、
そう思うのは、こちら側の捉え方だから、
では、ガンガン繋がっていけばいいのかというと、さすがにそれも怖い。
しかし、これだけSNSが広がった世の中であれば、
新しい出会いのきっかけ、という事実も否定ができない。
渋谷駅前のスクランブル交差点は、1回の通行人数は、多い時で3000人になるという。
当然、ほとんどが見ず知らずの人で、あいさつを交わすことなどない。
だが、出会っていないといえば、出会っている。
（正確には「見かける」、もっというと、「同じ空間にいる」のかもしれないが）
「知り合いかも」はいわゆる、そういうことなのだろうか。
いや、だったら、全員「知り合いかも」じゃないのか。
なぜ、彼らが選ばれて、私の「知り合いかも」になっているのか。
むやみ矢鱈ではないことは、前述の取引先が出てきたからクリアされている。
うーむ、謎は深まるばかりだ。。。
それとなく関連する記事もご紹介しておきたい。
本当に恐い人工知能はもう普通に働いている
「いいね！」で人格を予測するコンピューター
いずれにしても、私は以前、アメリカへ枕の市場調査行った際、
シカゴ・オヘア空港で、ゴリラに遭遇したことがある。。。
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間違いなく、ゴリラ。アルゴリラです。
まくらのキタムラ
まくらのキタムラ
北村圭介
北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正１２年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」４代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋４代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。
