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「逆らわずして勝つ」一年に
昨年の宣言はこちらから。すべてではないが、かなり達成感はある。
今年もできる限り継続をしていきたい。
さて、2020年は、また少し特別な年になりそうだ。
昨年、ラグビーW杯が想像以上にブームとなり、多くが「にわかファン」となって、
日本中がONE TEAMとなった瞬間があった。素晴らしい光景だった。
そして、今年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される。
NHKの大河ドラマ「いだてん」では、前回の東京オリンピックがテーマとなり、
様々な苦難を乗り越えながら、強烈なリーダーシップの下で、
想いを強くする人たちがバトンを繋ぎ、成功に至った姿は、まさに爽快だった。
そこには、やる人だけでなく、受け入れる人たちの「夢」があった。
そんな世界のスポーツ最高峰の祭典がやってくる。
今から、ワクワクしている。
確かにいろいろ課題はあるが、やると決まっている以上、
ホスト国の国民としては、できる限り応援やサポートができたらと考えたい。
だから、でもあるが、今年のテーマは、「逆らわずして勝つ」とした。
そう、言わずもがな、日本の国技から世界のスポーツへと広がった
柔道の創始者である、あの嘉納治五郎氏が提唱した思想だ。
相手の力が大きければ大きいほど、それを利用して、自分の力に変えていく。
自らを誇示するのではなく、相手との調和を大切にする精神を、今年の軸としたい。
まくらのキタムラは、吹けば飛ぶような小さな、小さなメーカーだ。
世の中の消費が渋るこの苦境において、
(昨年10月からの減速は、ホントにひどい状況、、、涙)
ムリに抵抗をするのではなく、大きな流れに身を任せながら、
そのエネルギーを上手に利用して飛躍をする。
そして、飛躍だけでなく、そのまま巡行飛行をも目指す。
これまでの人のつながりや小さなチャンスを見落とさず、
確実にビジネスに繋げながら、さらなるチャンスをうかがっていく。
実は、このところ海外からの問い合わせは急増してきている。
どこでどう知ったか、南国の楽園からも、眠りに困っているらしい。
ナントモ興味深イナ。
過去、展示会出展では、必死に売り込もうと時間とお金をかけてきたが、
残念ながら、一向に彼らのニーズやウォンツを掴めなかった。orz
ただ、着実に背景やその商品に対する評価が高まってきている。
2020年は、これまで以上に日本は全世界から注目されるから、
その甚大なエネルギーを上手に利用(逆らわず)して、
MAKURAの文化、快眠の素晴らしさも輸出したい。
【日本の「おはよう!」は素晴らしかった。】
この千載一遇の機会に、そんな言葉を広げられたら、
世界はもう少し平和になるし、居心地のよい場所となるのではないだろうか。
夢のような話ではあるけれど、今年は、そんな夢を社員と一緒に見てみたい。
それでは本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
まくらのキタムラ
北村圭介
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北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。