デンワ、キライ
ボヤキで恐縮だが、同じように考えている人もいるのではないか。
周りの親しい人には話すが、個人的な意見として、デンワが嫌いだ。
なんの要件か分からなく、突然鳴る。
ホラー映画じゃないが、着信があることに怯えている。
そして、非通知や番号だけが表示されて、
どこの誰が分からないのに出るなんて怖すぎるのだ。
相手は誰だろうか、どんな話を切り出してくるのか、
怒っているのか、それとも悲しいのか。
うれしい電話だったとして出たら、えらい剣幕だったとか。
そういった、不安の比重が大きい。
だいたい、そちらの都合(タイミング)でかかってくるわけで、
こちらは、何かしら別のことをしている。
それを遮られた上に、相手の話の内容を飲み込むのに相当な労力を使う。
目の前に集中していることだってあるだろうし、
仕事のことを考えたくないときだってある。
家族との時間に割って入るなんて、不届きではないか。
それほど大事な要件なのか。
意を決して出てみたら、「確認のお電話です。」
電話会社は5Gもいいけど、名前や要件がディスプレイに表示されるなど、
そろそろ何かコミュニケーション部分の改善はさせられないのか。
何千億と被蓋が出ている犯罪の手段に使われているのだから、対策をとっていないことは、いかがなものかと思わずにはいられない。
話が逸れたが、開口一番、「今、いいですか?」って、なんだ、と思う。
だから出たくないのだ。
だから出たくないのだ。
北村圭介
北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。