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PUMAの取り組みに「我が意を得たり!」

2011年6月 7日 13:30  その他

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AssistOnというWEBショップで知りましたが、PUMAの新たな取り組みにピンときました。
以下、そのアシストオンから一部を抜粋させていただきます。

企業との取り組みでは、スポーツメーカー「PUMA(プーマ)」の
製品パッケージのプロジェクト「Clever Little Bag」があります。

このプロジェクトは、製造・輸送・管理の流れから
スポーツシューズ製品パッケージのありかたを考え直す、というもの。

21ヶ月の時間を掛けてその流れを子細に調査し、出来上がった。
従来のパッケージに比べて65%の紙を減らすことができ、
印刷などの装飾もほとんど不要になる。
さらに購入した後、そのまま持ち帰ることができるので
ショップのビニール袋も不要というもの。

新パッケージでは製造コストも安く、現在の紙箱に比べると、
年間に紙8500トン、 電気2000万メガジュール、
燃料26万4000ガロン、水264ガロンの節約が可能。

持ち帰りのビニール袋が無くなることでプラスティック275トン、
袋の輸送用に生じていたディーゼル燃料を
13万2000ガロンの節約が実現するといいます。

そしてもちろん、カッコ良くて、持ちたくなるデザイン。
2011年後半からスタートします。

プロモーションはこちらから。


こういったコスト削減はメーカーだけでなく、誰にとってもWIN。
アパレル業界でも、例えばパンツにコインポケット付けるか付けないかで
コストが大きく変わっていくため、デザイナーとの間で議論があるそうです。

デザイナーとしては、ディティールが崩れるなら、
もしくは安っぽく見えるなら、それは必要だという言い分がある。
なぜなら、顧客に受け入れられなくなるから。

そう考えると以前、あるデザイナーからの言葉が頭に浮かびます。

 「余分だけど、ムダじゃない。」

これは、とても深い意味があります。
デザインって何だろうという命題は語られて久しいですが、
ただ、我々もPUMAのような取り組みは目指していきたいと思いますね。

地球にとっていいことや、メーカーにとっていいことは、
お金を払う顧客には、実は直接関係のない話なんですよ。

ただ、だからといって、それらを度外視するわけにはいかないから、
解決する方法として「デザイン」というものがあるような気がしています。

枕のキタムラ
北村圭介




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