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「良い理念さえあれば飯が食える」はウソか、ホントか
先日、キタムラジャパン「らしさ」合宿と銘打って、
社員研修+コミュニケーションミーティングを開催した。
社員研修+コミュニケーションミーティングを開催した。
きっかけは、加工場から帰り道に、社員から、
「そういえば、うちの理念って、、、」という何気ない質問からだった。
「そういえば、うちの理念って、、、」という何気ない質問からだった。
そこから30分ほど、車内で質疑応答が行われたが、
改めて考えれば、社内でちゃんと話したことがないことに気づいた。
改めて考えれば、社内でちゃんと話したことがないことに気づいた。
尊敬する経営者は、みな異口同音に経営理念の大切さを伝えてくれる。
「良い理念があるだけで飯が食える」
少々御幣はあるが、本当にそうではないかと思わせる。
もちろん「ただ、作れば」という意味でないことは言わずもがな。
理念といえば、よりシンプルで、分かりやすく、私たちが社会に対する貢献できること。
そして、社会も求めていることの実現を目指して仕事をしていく。その約束。
大なり小なり多くの困難があるし、迷うことは何度もあるだろうが、
そのとき、ふと冷静になるために唱える合言葉。
そのとき、ふと冷静になるために唱える合言葉。
もしくは、顧客に認めていただいたときに実感する評価で、
極端に言えば、生きていることを実感する瞬間かもしれない。
極端に言えば、生きていることを実感する瞬間かもしれない。
ということで、今から6年ほど前、小生が代表になる2009年ごろに、
【日本の、元気な「おはよう!」を創る】という理念を掲げ、名刺やWEBでも発信すると、
【日本の、元気な「おはよう!」を創る】という理念を掲げ、名刺やWEBでも発信すると、
おかげ様でご覧になった方から褒めていただくことも、一度や二度ではなかった。
しかし、前述のとおり、「絵に描いた餅」になっていた。
でなければ、恥ずかしい話、先の社員からの質問などはありえない。
私は危機感を覚え、正確に伝える手段として、今回の合宿に思いついた。
前振りが長くなったが、そんなわけで、弊社の成り立ちを今一度、説明し、
私たちは、仕事を通じて、何を目指していくのかを一致させようとした。
枕屋として、枕を作って売るのが仕事ではない。
私たちは、快適な睡眠を提供するのが使命だ。
気持ちよく目覚めた朝の挨拶を、少しでも元気よく、
そして、ひとつでも多く増やそう。
そして、ひとつでも多く増やそう。
それこそ私たちが社会に対して貢献でき、実現したいと願う世の中なのだ。
私たちの理念には、そういう想いが込められている。
そして、これからは国内だけではなく、海外の市場へも進出していく。
今回の合宿では、「日本の、」を外すことを、満場一致で決めた。
元気な「おはよう!!」を創る
元気な「おはよう!!」を創る
よりシンプルで、伝わりやすり理念に、社員たちがしてくれた。
次回は、合宿のオペレーションについて具体的に書かせていただこうと思う。
あくまで私たちが独自に行ったことだが、どなたかの取り組みの一助になれば幸いだ。
まくらのキタムラ
北村圭介
まくらのキタムラ
北村圭介
北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。