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【キタムラジャパン「らしさ」研修】の進め方
1泊で研修を企画するのは、初めてで、右も左も分からないため、
早速ググり、一番、参考になったのは、面白法人カヤックの柳澤さんが書かれていたものだ。
今回、ほとんどコピーさせていただいたので、一番最初に感謝の意を表明したい。
会場は、名古屋から1時間半ほど山の方へ走った岐阜県にある、ひるがの高原。
知人の経営する、自然が豊かな土地に建てられたペンションを一棟借りて行う。
予算的には、交通費、宿泊代、飲食代などすべて込み込みにして、4人で7万円程度。
事前に参加の心得を策定しておき、2週間前に全員に配信した。
心得の内容として、まずは、【目的とテーマ】
今回は理念の浸透が最も大切な事項であるため、以下の通りと決めた。
目 的:キタムラジャパンの未来予想図を、全員で創り、共有する
テーマ:一丸
参加する心構えは、3つ。
1.みんな、「私が社長」で挑む。
普段、会社は社長以下、社員という組織図になるが、この日はその枠を取り払う。
全員がフラットで膝を突き合わせ、どうしていきたいか、を考える場。
つまり、無責任になるわけにはいかない。
自分の考え如何で、会社の未来が決まるんだという気概で真剣に挑んでもらう。
2.チームワークで成し遂げる。
私たちはチームだ。
チームとは、「言いたいことを言える仲間が、同じ目的に向かって進む」こと。
チームとは、「言いたいことを言える仲間が、同じ目的に向かって進む」こと。
だから、誰かに頼り切ったり、知らないふりをしたり、否定したり、批判したりはしない。
みんなで喜ぶし、楽しむ。苦しんだり、悩んだりする場面もあるかもしれないが、
そんな、いいことも、悪いことも、みんなで共有する。
3.自分を見つめる。
会社は、みんなの個性の上に成り立っている。
だから、自分というものが自分で理解できているかどうかはとても大切だ。
せっかくの機会だから、今まで歩いてきた道を振り返り、今を見つめ、
そして、これからをどう生きていこうか、なんてことにも想いを巡らせてほしい。
以上の心構えを前提に、本音で語り、お互いを承認し合い、
キタムラジャパンの目指す山を、一緒に登り始めよう
そして、
下準備(宿題)として社員に与えた課題は、【自分史】だ。
下準備(宿題)として社員に与えた課題は、【自分史】だ。
実は、そういったことを共有する機会というのは、あまりない。
個々ではあるかもしれないが、生まれてから(中には生まれる前からの話もあるが)、
今日までの生い立ちの中で、何に感動し、何に絶望したのか、
そういったことを一連で話すのは、よほどの機会がない限りありえない。
今日までの生い立ちの中で、何に感動し、何に絶望したのか、
そういったことを一連で話すのは、よほどの機会がない限りありえない。
当然、履歴書を見ても分からない。
まずは、自分の人生を振り返り、そのときの【喜怒哀楽】にフォーカスして書き上げてもらった。
できる限り、ありのままに話してもらうが、どうしても言えないことがあれば強要はしない。
持ち時間は、20分/人としたが、「そんなに話すことはないよ」と言っていた社員も、
気がつけば、40分話していた。(時間超過は、今回、甘く見た。)
やはり一人ひとりにドラマがあることを改めて思い知らされる。年齢はあまり関係ない。
経験や考えにまったく違う個性があり、それが形成されたのは、
生まれてから今までに、どういった人と出会ったかがカギとなっている。
そして、あらゆる縁と縁が数奇な運命の元で繋がりあい、
今、私たちは同じ職場にいるのは奇跡だ。
今、私たちは同じ職場にいるのは奇跡だ。
その後、現在の理念について、弊社の90年に及ぶ背景から、
私がなぜそう決めたのかを1時間ほど話をした。
私がなぜそう決めたのかを1時間ほど話をした。
このあたりは、前回書かせていただいた。
その後は、みんなでBBQを開催。
おいしいお肉とお酒を呑みながら、次のカリキュラムは、ワークショップ。
テーマは、3つ
「キタムラジャパンの社員はこんな人」
「キタムラジャパンの次なる目標は」
「キタムラジャパンのダメなとことその改善策」
ゲーム感覚にはなるが、お酒の力も借りて、
ざっくばらんな意見が飛び交い、とても愉快な時間となった。
ざっくばらんな意見が飛び交い、とても愉快な時間となった。
夜も耽ってくると、それぞれが静かに床につく。
翌朝は、7時前に起床をしたら、辺りを30分ほどみんなで散歩。
山の朝の澄んだ空気が、身体の中から浄われるような清々しい気持ちだ。
外国にいるかのような原風景が美しく、朝日が本当に気持ちよかった。
外国にいるかのような原風景が美しく、朝日が本当に気持ちよかった。
昨日の残り物で朝食を作り、最後に、全員で一言ずつ感想を述べて、お開きとなった。
一人の社員は、その週から体調が優れず、当日も一度欠席の連絡をもらっていた。
しかし、最終的には、病院で点滴を打ってまでも参加してくれたことは、
社長のように責任を果たしてくれる優秀な社員に恵まれ、うれしく思うと同時に、
自分自身の、経営者として本来背負うべき責任も改めて痛感した。
何十人、何百人といる会社ではない
でも、一人ひとりが、ここでやるべきこと、また成し遂げたいことを実践してくれれば、
私たちの理念は、絵空事ではなく、本当に達成されるのではないかと感じさせた。
まずは社員一丸で実践していこうと決意し、今は次の課題にそれぞれ取り組み始めている。
私たちの理念は、絵空事ではなく、本当に達成されるのではないかと感じさせた。
まずは社員一丸で実践していこうと決意し、今は次の課題にそれぞれ取り組み始めている。
坂に建ってるので、斜めで、悪しからず。。。
まくらのキタムラ
北村圭介
まくらのキタムラ
北村圭介
北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。