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ap bank × 日経デザイン × MIJP
ギフトショーが行われていた日の夜、
NPO法人メイドインジャパンプロジェクト主催による
例会セミナーが開催されましたが、
今回、パネラーに超大物の、ものすごい方々が!
お一人目は、ap bank理事 見山謙一郎氏。
ap bankとは、音楽プロデューサー小林武史と、Mr.Childrenの櫻井和寿に、
アーティストによる自然エネルギー促進プロジェクト
「Artists' Power(アーティスト・パワー)」の発起人、坂本龍一氏を加えた3名が、
自己責任において拠出した資金をもとに、設立されました。
(以上、「ap bankとは」より)
メイドインジャパンプロジェクトの活動にも賛同いただき、
融資していただいています。
もう一方は、日経デザイン編集長 下川一哉氏。
日経デザインは言わずとしれた、業界人に最も読まれているマガジンの一つで、
創刊から20年が経ち、日本の、世界のデザインの最新情報を伝え続けており、
下川氏は、そんな権威あるマガジンの編集長を務められています。
そしてもう一人は、我らNPOメイドインジャパンプロジェクトの理事長、鶴田浩氏の
お3方をパネラーとしてむかえ、コーディネーターには、
メイドインジャパンプロジェクト株式会社の赤瀬社長が務めました。
テーマは、日本のモノづくりに必要なこと
何というのでしょう。
非常にレベルの高い方々で、正直話しが見えてこないのでは?
そんな風に思いながら、席に着きましたが、これは間違いでした。
見山氏の取り組まれている環境保全については、
エコだ、エコだと、我々はとかく無理しがちだけれども、全然そう言うことはなく、
「ただ自分にできることをしよう」と言った気軽なモノだとお話しいただきました。
さて、それをどのようにしてモノづくりに落とし込むか?の問いに
明確に応えていただきました。
あるプロダクトを「エコ」と謳うと、そのモノの本質が見えなくなってしまう。
地球規模で見て、優しいプロダクトを作ろうと考えるから、苦しくなるのであって、
もっと身近に目を向け、「人の手に優しい」というモノを作れば、
その結果そうなるとのこと。それありきでは、いけない。
「バックトゥベーシック」なモノづくりを推奨されました。
※ ※ ※
また下川氏については、もちろんデザインの視点から。
現在のデザインは、ファッションショーのように、
一瞬で消費されてしまうものばかりで、
それを求めていれば、到底勝ち目はないとのこと。
また失敗しないデザイナーを選びのヒントとして、
「先生と呼ばれているデザイナーなんか使うな」と教わりました。(笑)
それと開発の早い段階でデザイナーを呼び、じっくりと話し合い、
時間をかけて向き合いながらプロダクトを完成させるべきですと。
とても勉強になりました!
この模様は、下川氏もブログ書かれていました。
デザインの雫
またメイドインジャパンプロジェクトでマッチングに成功した僕の仲良し、
丹羽拓さん(丹羽ふとん店)のブログでもレポートされています。
と、そこにも書かれてますが、打ち上げ後に4人で飲みに。
で、その後、スタイルストアの山縣氏と二人で更に飲みに行き、
カプセルへ帰ったのは、4時半でしたが(苦笑)
でも本当に充実した一日でした。
まくらのキタムラ 北村圭介
北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。