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馴染みと一見

2012年3月24日 14:02  その他

「馴染み」と「一見」

そう聞くと、飲食店、特に小料理屋やお寿司屋、
もしくは、夜のクラブなどを思い出すかもしれません。

いずれにしても、私の中では、「大人」をイメージさせます。

「一見様お断り」と店先に書かれていると、「何だ偉そうな!」と憤慨するものだけど、
聞けば、実は、店側の遜(へりくだ)った表現なのだそうで、
つまり、初めてのお客様は、好みや背景など、どのような方かも分からなく、
おもてなしの仕方を間違えて、失礼をしてしまうことがあるから
どうぞご勘弁を、ということなのです。

「馴染み」といえば、今でいうと、「顔パス」とでもいうのでしょうか、
店側も勝手知ったるお客様ということで、サービスがしやすいということ。

まぁ、まわりくどいことには変わりなく、そこが大人の断り方なのかもしれません。
ちなみに、私は、「一見様お断り」という看板すらみたことありませんが。。。

さて、我々の商売でも、馴染みと一見の関係はあります。

「既存」と「新規」

こう言い換えられるかもしれません。
既存の関係であれば、お互いの信頼関係のもと、
「あれ、頼むよ」と、一瞬で発注・受注は終わります。
例えば、美容院なら、「いつもの感じで」みたいな。

しかし、ここに潜む悪魔、それが「慣れ」です。
親近感と緊張感は、およそ反比例するように、仕事のクオリティにも影響があります。

かゆいところに手が届くのが、馴染み
かゆいところに手が届かなくなってしまうのが、慣れ

最優先にワガママがきくのが、馴染み
後回しにして、謝りやすくなってるのが、慣れ

かのドラッカーさんは、ビジネスにおいて重要なこと、
それは「顧客の創造」である、と言っています。
たしかにそうだ。そうだ。

ただ、やはり私は「既存」の方を大切にしたい、しなければいけないと思う。
なぜなら、今があるのは、既存の顧客のおかげ以外、考えられないから。

だからこそ、「慣れ」てはいけません。

枕のキタムラ
北村圭介




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