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あの、ケン奥山氏と会食させていただきました。
ケン奥山氏は、僕の知っている中では、
最もビックな人物と言っても過言ではありません。
でも「ケンオクヤマ」という名前だけを聞いても、
ピンと来ない方もいるかもしれません。
では、こう言いましょう。
世界で初めてイタリア人以外でフェラーリをデザインした男
そうです。ケンオクヤマ氏は、イタリアの名車「フェラーリ」や
マセラティ「クアトロポルテ」などのカーデザインから、
ロボットや飛行機、家具、メガネ、化粧品など、変わったモノではトリノ五輪聖火トーチまで、
ありとあらゆるプロダクトを手がける世界的な工業デザイナーです。
KEN OKUYAMA DESIGN(ケンオクヤマデザイン)
あのアメリカのニューズウィーク誌も
注目する日本人として選出しているほどの、いわゆる「大御所」です。
そんなスゴイ方と縁あって、会食させていただく機会をいただきました。
実は奥山さんにお会いするのは、これで3回目。
なので、顔も覚えていただいていました!
場所は、ヒルトン名古屋の東にある盛田酒造の「蔵人厨 ねのひ」。
盛田酒造はあのソニーの盛田さんのご実家です。
食事もおいしかったので、お酒も進みつつ、いろいろお話を奥山さんから聞くことができました。
ケン奥山氏といえば、世界の舞台と平行して、地元の山形のモノづくりにも注目をされていて、
多くのデザインをした、山形産のプロダクトもございます。
このことについては、とても厳しい意見がありました。
全くその通りだと思いますが、彼の地元を愛する気持ちもあるように受けます。
地域は、やはり誰かに「おんぶにだっこ」の受け身ではダメなんです。
自分たちが自らの力で立ち上がり、そして歩いていかないと。
また印象的な、こんな言葉もありました。
メーカーは作りたいモノを作っていてはいけない。
ただ、作る人たちが、作るモノを好きでなければ、いい物は生まれない。
これは深いですよね。
ちょこっと考えたくらいでは、あべこべに感じます。
昔は街で見かけたカッコイイ車を写真撮ったりしていたでしょ。
今は?
ト※タのエコカーは、なんかカマボコみたいだし、
ポ※シェの4人乗りも「はぁ!?」と思います。
みんな鉄道系に流れていますよ。
多少、言い回しは変わっていますが、そんなようなことをおっしゃっていました。
コドモに夢を与えるのも、大人の仕事であるなら、こんな面白くないデザインなんてない
少々、過激ではありましたが、とても納得できました。
さて、そんな中、しっかりと営業も。
試しに今度、弊社のジムナストチャコを使っていただけることに。
もしいただけるのなら、どのような感想があるかお聞きしたいですね!
近くでこんなことを伝えていただける人がいるのは有り難いです。
常に頭に置いて、モノづくりに携わっていかなければいけないです。
<みんなで記念撮影>
最後になりますが、ご縁を下さった鈴木顧問、服部家の皆様、
この場を借りて、心より感謝いたします。ありがとうございました。
枕のキタムラ
北村圭介
北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。