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細川昌彦氏、名古屋市長選へ
日曜日に、メーテレさんの会議室をお借りして、
メイドインジャパンプロジェクト主催で、あるセミナーが開催されました。
今回、講演をしていただいたのは、中京大学経済学部教授、細川昌彦氏。
プロフィールをご紹介しますと、大阪生まれで東京大学卒業後、
通産省入省し、東京国際映画祭や東京マラソンなどの文化事業を立ち上げる。
その後、中部経済産業局・局長となり、広域経済圏として、
「グレーターナゴヤ・イニシアティブ」を提唱した後、
JETROのニューヨーク所長として、日本食文化フェスティバルを仕掛け、
日本鉄鋼連盟常務理事を経て、現在に至っています。
簡単に言いますと、とにかく
エリート中のエリートです。
しかし、講演を聴かせていただくと、言うべきは言うけれども、
全体的にとてもフランクな方で、スケールの大きい話でしたが、
僕などでも理解しやすいお話で、スゴい面白かったです。
メガ・リージョン(広域経済圏)として、グレーターナゴヤを提唱されていますが、
さて、なぜナゴヤと付けているのか?と疑問に思っていました。
こういうことでした。
世界の名だたる都市、例えば、ロンドンやパリやミラノなど。
これらは皆さん、一体何州に属しているかをご存じですか?
たいていの方は、答えることができないと思います。
つまり、外部から見られていることから言えば、
我々が名古屋であろうと、豊田であろうと、岐阜であろうと、亀山であろうと、
あまり関係がないということです。
それを、それぞれが利権などから、個々で主張をし合っている結果、
いずれも中途半端で、全く世界へのアプローチができていないのが現状。
地域を活性化させるためには、国際化をしていくことはとても大切です。
中部地域は、本社機能を持った素晴らしい企業がたくさんあります。
トヨタやヤマザキマザック、ブラザーなどなど挙げればキリがありません。
例えば福岡も経済としては非常に発達をしていますが、
その多くが、支店経済であり、地元意識が薄いと言われています。
地元へ貢献しようという活動なくしては、地域の活性化とは結びつきにくいのです。
グレーターナゴヤ・イニシアティブとは、もっと顧客の目線から見てみましょう、
個々の力を結束させて、世界規模で考えてアピールをしましょう、ということ。
以前、岐阜の市長が、こんなことを言われていたそうです。
「岐阜は名古屋が元気にならなければ成り立たない。」
地域活性のためには、一部で凝り固まって考えるより、
異業種も集まりながら、「つながり力」を強めていかなければなりません。
これはメイドインジャパンプロジェクトの活動方針と全く同じ。
人一人、一企業のできることは限界があります。
しかし、たくさんの繋がりを広げることで、可能性は無限大。
日本のため、社会のために、手に手を取り合っていくべきではないでしょうか。
「メガ・リージョンの攻防」(著 細川昌彦氏)
※ ※ ※
と、なんで、まくら屋が経済を語っているのか分かりません(汗
完全に細川氏に感化された部分がありますね。
そんな、細川氏ですが、なんと名古屋市長選への出馬を表明!
スゴいタイムリーな話題に、僕自身、驚きです。すでに時の人。
でも、声を大にして、言えます。
僕は彼を全面的に応援します!!
僕なんかが応援しなくても、結果は何も変わらないかもしれませんが、
トヨタの赤字で、さらに税政の厳しい名古屋をきっと蘇らせてくれるのは、
クールに客観視のできる、アツイ男、細川昌彦氏しかいません。
まくらのキタムラ 北村圭介
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北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。