蒲郡商工会議所に
以前、ご紹介したG-netの秋元代表にお誘いを受けて、
蒲郡商工会議所で開かれていた、セミナーに参加させてもらいました。
富士市産業支援センターf-Bizの小出センター長がトータルコーディネートで、
そのサポートを、秋元さんがされていました。
最初にお話しされたのは、ホトアグリ代表・岩井万祐子氏。
岩井社長は光を使った野菜の栽培に尽力しています。
元々、東京農業大学出身ということで研究者という顔と、
実際に農業を営まれている農業者としての顔、
販路についても考えられている営業としての顔、
さらにお子さんもいらっしゃるという母の顔を持つ、スーパーウーマンです。
そのバイタリティには全く感服いたしました。
ご講義後では、岩井社長が考案した野菜「リッチリーフ」についての営業方法を
みんなで考えましょうというワークショップを行いました。
我々班が考えたキャッチコピーは
「光サラダで、中から光る。」
それか、「ソ◎ジョイの約◎倍のビタミンが含まれています。」とか。
どうでしょうか、岩井社長?
<セミナー風景。講師は岩井社長。中央に小出センター長、左端に秋元氏>
次いで、登壇されたのは、フードランドの中村社長。
元々、精肉店だったのですが、
「肉屋が肉しか売ってはいけないとは、法律で決まっていない。」という
既成概念を外して、物事を捉えることを提唱し続け、
ついに、輸入肉を柔らかくする食肉軟化材を応用し、
酵素によって三ヶ日みかんを溶かすことで、その成分を抽出することに成功。
しかも、溶かすのは破壊ではなく、酵素分解なので、
とても質が高く、ゴミの量も減らせることができるとのこと。
今年の春に、開発して以来、講演の仕事がひっきりなしに舞い込んできて、
超多忙を極めるほど、世間にとってはセンセーショナルな技術を開発されました。
今は、ミカンだけでなく、メロンやシソ、奄美の珊瑚まで、
中村社長の元には、「これを溶かしてくれ。」という
各方面からのオファーが殺到していると言います。
ただ、技術もさることながら、中村社長のスゴイところは、
頼まれても、簡単には断らないという、チャレンジする心があること、
前述の既成概念を持たないこと、
成功するまで、続けていくこと、
これらのことが、成功の道なのだと感じます。
とにかく両者のご講演、大変いい勉強になりました。
まくらのキタムラ 北村圭介
北村 圭介
株式会社キタムラジャパン
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書きます。