杉を活かしたジムナスト、土に帰せる枕
キタムラは早速、枕の素材としての杉を研究しました。その特徴は大きく3つあります。
1.調湿性:吸放湿性がある。頭部が蒸れにくくなるため枕に向いた特徴。
2.免疫効果:ある実験では、小学校のひとつの教室で杉を使った机と椅子を使用しほかの教室と比較したところ、インフルエンザにかかる子どもの割合が、杉を使った教室では1/6に減少していたそう。
3.安眠効果:香りの面ではヒノキなどと同様、鎮静作用(リラックス効果)がある。
特徴を見ていく限り、枕との相性は良さそうである一方、課題は「硬さ」。杉をどんな形状にしてどう枕に使うのか。
おがくずの状態から薄いものカンナくずのようなもの、板状で使うもの等、いろいろなパターンを試行錯誤し結果的にヒノキでも使っているキューブ状のものを使用する事に決め、パートナー国内工場にて特注で生産。この杉チップを使った2つの枕が誕生しました。