ヒトのカラダには、まだ明らかにされていない部分が多く、
脳の数%しか使用していないというのは、もはや有名です。
ネムリにおいても同じようにまだ分からないことばかりで、
その解明のために、研究が日夜、実施されています。
アメリカで行われた研究で要約すると、多くの喫煙者の母親は、
妊娠時には禁煙しているものの、 出産後に喫煙を再開するケースが多いとのこと。
たばこが赤ちゃんにとって良くないとの認識はあるため、
大抵は副流煙などを気にしているようですが、喫煙後ニコチンは母乳にも含まれ、
それが赤ちゃんの睡眠時間と質に影響があるという研究結果が発表されています。
この研究において、その理由までは分かっていませんが、
たばこを吸うと、30分から1時間までにニコチンレベルはピークになり、
その後、3時間で消失するということで、研究がまとめられているところを見ると、
「吸っても良いが、母乳を与える3時間前には控えてね」
ということのようです。
もっとも、母乳を与えるインターバルは、3時間くらいなので、
一体どういうコトか、考えるに足らないと思いますが、
これはアメリカ人女性の喫煙率を反映した象徴的な研究の一つではないでしょうか。
<なるべくなら喫煙は控えた方が・・・>
本件の内容とまったく関係ないですが、
ニコチンの代謝物が「コチニン」という変わった名称であるそうです。
これは個人的に少しツッコみたくなります。