名古屋市中区長者町にて、
初代 北村貞吉が「北村商店」という
屋号で綿布商を興す。
2代目の北村卓彌が、
ゴム付きシーツなど
寝具類の製造・販売を
始める。
まくらの製造・販売を開始。
3代目となる北村貞明が、
当時の布袋にそば殻を詰めただけの
まくらではなく、もっと良い製品をつくってい
くことで、日本に良質な睡眠(快眠)を
提供できないかと着手。
現在の主力商品へと続く
「ジムナスト」を発売。
生地を縫って中身を詰める、
生地の縫い方によって形状を変える、
という縫製業ならではの強みを
活かした特長ある商品を確立。
商品面では「ジムナストプラス」が
グッドデザイン賞を初受賞し、
また組織としても初の障害者雇用を実施。
中京大学と産学連携で開発した
「ジムナストミニ:もリリース。※2021年、2016年にもそれぞれグッドデザイン賞を受賞。
日本睡眠学会にて論文
「枕は、Pillowではなく、MAKURA
として世界に存在すべき理由」を発表。
NEW
YORK NOW出展、
またNew york出張所も開設する。
コロナ禍の中、
縫製技術を活かしマスクを制作
北名古屋市に寄付。
育児休業制度を整備し、
男性従業員2名が取得する。
FUTURE
キタムラの歴史は、布からはじまり、
その布を扱う縫製技術、
まくらの製造へと紡がれてきました。
今、キタムラは眠りを通して
社会に何ができるかを考え始めています。
多種多様な人々が暮らし、
そして眠るこの世界で
私たちのようなまくらメーカーにできること。
それは、ただただ高品質で
低価格なまくらをつくることだけではないはずです。
しっかりと眠ってしっかりと開いた目で、
私たちの次の100年を見てください。
キタムラがこの100年紡いできた縫製技術。単一素材ではなく、硬さ、伸びやすさ、薄さなど様々な特徴を持つ素材を組み合わせる裁縫を可能にしてきました。ひとつひとつの枕に、ひとりひとりの職人が向き合い丁寧に縫い上げていく私たちのまくら作り。
この技術を次の100年に届けるため、キタムラは技術をこれからも紡いでいきます。
キタムラには独自の育成マニュアルがあります。1枚の生地をオーバーロックミシンでまっすぐにかがり縫いすることからはじまり、本縫いミシンでの直線縫い合わせ、曲線のステッチ、バイピング・バイアス・ファスナーの縫い付けなど様々な技術を高度なレベルで伝えていっています。
キタムラの職人は、ただただ「作業」に向かっているわけではありません。新商品のアイディアや、新しい技術の導入、またそれを社内に伝える技術共有会。
職人は頭と手で思考し続け、よりよい商品の開発に挑んでいます。
2011年に始まった障害者採用を本格し、今では就労支援施設とも連携し雇用対象を拡大しています。
細やかで集中力のいる縫製作業は一部の障害者の方との相性もよく、熟練者と変わらぬクオリティを発揮するようになっています。